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令和6年度 第2回「災害時外国人支援セミナー」を開催しました
令和7年1月25日に県立美術館研修室において「災害時外国人支援セミナー」(大分県委託事業)を開催しました。今回のセミナーは地域での防災や外国人支援に関心がある防災士、通訳/翻訳/日本語ボランティアなど40名の方に参加していただきました。
冒頭、県国際政策課田吹課長より、南海トラフ地震臨時情報が発表されるなど大規模災害への不安は年々高まっている中、外国人住民や外国人観光客の安全・安心を守るためには、災害発生時に正確な情報を伝え、的確な行動を促すことが大切である旨の挨拶がありました。
今回のセミナーは、佐賀県国際交流協会企画交流課長の矢冨明徳さんに「災害時の外国人対応と役立つコミュニケーションツール」をテーマに講演していただきました。矢冨さんは長きにわたり多文化共生の推進に取り組まれ、2016年の熊本地震、2019、2020年の佐賀豪雨災害において外国人被災者の支援に尽力されました。
講演では、災害時に外国人が直面する課題、熊本地震の対応事例や佐賀県災害多言語支援センター、佐賀県災害ガイドブックなどについて写真や動画等を用いて話していただきました。
グループワークでは、避難所で使われている日本語をやさしい日本語で表現する練習をしました。また、スマホを使って災害時の外国人支援に役に立つツール(ボイストラ、google翻訳等)の操作方法等も確認しました。
セミナー終了後のアンケートでは、「海外から来ている人達への助けとなれるツール、考え方を学ぶことができた」、「外国人も支援者にという話が印象的でした」、「外国人視点で考えることができた」などの意見があり、高評価をいただきました。