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令和3年度 日本語教室・日本語ボランティア研修を開催しました

  令和2年度に続き県から「多文化共生推進事業」を委託され、地域の外国人を対象とする日本語教育の支援事業を実施しました。

 今年度の支援事業は、地域の日本語教室で日本語学習支援を行う日本語ボランティアの裾野の拡大を目的としています。
今年度も立命館アジア太平洋大学(APU)言語教育センター長の本田明子教授を講師に、講座全6回のうち前半3回は日本語を教えるための基礎知識を学び、後半3回は実践形式のグループワークに取り組みました。
 はじめに、県南地域・西部地域共に大分県国際政策課 平川課長が開催のあいさつを行い、①大分県の在留外国人増加に伴う日本語支援の必要性②大分県民と外国人住民が共に日常生活及び社会生活を円滑に営むための日本語教室の役割について説明がありました。
 令和3年9月から10月にかけて佐伯市で開催した県南地域研修には、佐伯市・臼杵市・津久見市を中心に39名が参加。続いて、11月から12月にかけて日田市で開催した西部地域研修には、日田市・九重町・玖珠町を中心に38名が参加しました。

主催者あいさつ:大分県企画振興部国際政策課 平川課長
講師:立命館アジア太平洋大学 言語教育センター長  本田明子教授

(研修内容の概要)

◎研修講師:本田明子教授 立命館アジア太平洋大学(APU)言語教育センター長
◎講義の概要:全6回 1回3時間

【第1回】多文化社会の現状と日本語ボランティアの役割、日本語教育とは何か
【第2回】外国語としての日本語、日本語の音声、文字、文法の特徴・日本語の音を教えてみよう
【第3回】JLPT(日本語能力試験),N3レベルってどのくらい?・カリキュラムの作り方,教科書選び
【第4回】初級日本語の教え方1「自己紹介・名詞文」を教えてみよう/やさしい日本語の基本(グループワーク・教案づくり)
【第5回】初級日本語の教え方2「形容詞文」を教えてみよう(グループワーク・教案づくり)
【第6回】初級日本語の教え方3「動詞文」を教えてみよう(グループワーク・教案づくり)

 

<県南地域研修(佐伯市・臼杵市・津久見市)>
【日 程】【9/26(日),10/3(日),10/10(日),10/17(日),10/24(日),10/31(日)】
【時 間】 13:00 ~ 16:00
【場 所】 佐伯東地区公民館2階 集会室・(10/31は、総選挙のため別会場)

講座風景(佐伯市)

<西部地域研修(日田市・九重町・玖珠町)>
【日 程】【11/7(日),11/14(日),11/21(日),12/5(日) ,12/12(日),12/18(土)】
【時 間】 13:00 ~ 16:00
【場 所】 日田市若宮公民館 集会室

グループワークの様子(日田市)

 この研修を通して参加者は、「日本語は外国人にとって外国語であり、ひらがなや漢字、カタカナを覚えるには多くの時間と労力を要する」と改めて気づく機会になりました。また、同じ目的を持った参加者同士が交流し地域との繋がりを築く貴重な時間にもなったようです。
 参加者の皆さんが日本語教室で活躍することが期待されます。

 

 

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