最新情報
令和７年度 「日本語教室・日本語ボランティア研修(スキルアップ編・大分会場)」を開催しました
2025年10月5日(日)、12日(日)、18日(土)に、「令和7年度 日本語教室・日本語ボランティア研修(スキルアップ編・大分会場)」を大分市内で実施しました。日本語教室で学習指導に従事している方や日本語ボランティアの方等、延べ90名の方が受講し、講師は7月に実施した初級編に引き続き、立命館アジア太平洋大学の本田明子教授に務めていただきました。
初日冒頭には、主催者を代表し県国際政策課の松木課長が挨拶を行い、「大分県では、国籍に関わらずお互いに理解し認め合う“多文化共生”を推進している。参加者のみなさまには今後も日本語教室の運営や日本語ボランティア活動を通じて日本人・外国人ともに住みやすい多文化共生社会の実現にご協力いただきたい。」とのお話がありました。
◎講 師 ：本田 明子 立命館アジア太平洋大学教授
（研修内容の概要）
〇回数：３回コース、１回６時間程度
【第１回】日本語を教える人のための日本語学ー「日本語」と「日本語文法」への学びを深めよう
【第２回】私たちの教科書・教材づくり①ー教材を作るときに考えること
【第３回】私たちの教科書・教材づくり②ー教材を作って使ってみよう
1回目は、日本語を教える人のための日本語学を学びました。2回目は参加者によるグループワークを行い、日本語教室のコンセプトを考えた上で、シラバスづくりを行いました。3回目は、まず教室のコンセプトに沿って教科書の目次を作った後、目次の中から1つを選び、「どのような表現を使うか。」「この表現は覚えて欲しい。」等の教えたい内容を具体的に考えて、1授業分の教科書を作成しました。研修の最後には、グループごとに作成した教科書のコンセプトやシラバスを発表し、実際に教科書を使って授業を行いました。
＜日本語教室・日本語ボランティア研修(スキルアップ編・大分会場)＞
【日 程】 10月5日(日)、12日(日)、18日(土)
【時 間】 10：00～16：00
【場 所】 iichiko総合文化センター 4階 中会議室1
【受講対象者】日本語教室で学習指導に従事している方や初級編の研修を受講した方
【受講者】 90名
受講者からは、「外国人に日本語を教えるというより、地域に共に暮らす仲間に教えるということを意識したいなと思いました。」「今後の指導に役立てたいと思います。」といった感想が聞かれました。